スイートハート・チョコレート

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昨日は日中合作映画の初日舞台挨拶の通訳に行ってきました。
2012年製作の映画で、2013年の東京国際映画祭でプレミアでした。
その後、尖閣諸島の騒ぎで中国での公開も延期になり、ようやく公開
にこぎつけたものの、日本ではなかなか公開されなかった作品なので
上海人のプロデューサー、日本の篠原哲雄監督も日本で公開にこぎ
つけたことに感無量の様子。

日本の美術さんやカメラマンさんも駆けつけて
主演の池内博之さん、福地祐介君、司会の襟川クロさんたちと舞台
挨拶の後での食事も温かいとても雰囲気の良いものでした。
映画ができるまでの日中スタッフの交流は言葉に尽くしがたいもの
があったようです。いい話をたくさん聞きました。

この映画の冒頭には「山方浩さんに捧ぐ」と出ます。
中国映画界でも有名な日本人録音師さんです。
去年のネパール地震で雪崩に遭い、亡くなられました。
この映画でも録音師としてだけでなく、日中スタッフの間で大活躍された
とかで、プロデューサーは彼なくしてこの映画は出来なかったとまで
言っていました。

私も実は姜文の『譲子弾飛』の太鼓の録音でお世話になりました。
撮影での同録は使えないので日本で太鼓の音をダビングして欲しいと
頼まれ、山方さんがスタジオから録音師まで紹介してくれたのです。
微信でのやり取りだけでお会いしたことがなかったのですが
中国映画が東京国際で上映された時に客席にいらして
声をかけて下さって少しお話をしました。
ネパールで撮影中も微信でやり取りしていただけに
亡くなったと聞いた時は信じられませんでした。

私は通訳翻訳としてだけど
いろいろな形で中国映画に深く関わっている日本人がいるのだなあと
同志的な親近感を抱いていた方でした。

『イップ・マン』に出ていた池内さん、派手な顔立ちに似合わぬ
とてもまじめな人でした。
最初の撮影の時に15分遅刻してきたリン・チーリンに
恋人役なのに遅刻ばかりされたら、そういう気持ちになれないよ、と
ビシッと言って、以来、リン・チーリンは2度と遅刻してこなかったそう。
ハーフだけど、とても日本人的なその生真面目さがリン・チーリンにも
響いたのだろうなあと思います。

福地祐介君は映画とあまりイメージが違うので驚きましたが
彼はいま、シンガポールのドラマで警官役をしてるので、
バッサリ髪を切ったのだそうです。
とても中国語が上手いのにも驚かされました。
最近は台湾でも活躍中だとか。

中国映画ばかり褒めている私だけど、
日本映画界のスタッフ、キャストを見直した夜でした。


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