台北二日目

翌日は朝早くから行動開始。
夕方からシンポジウムなので、お昼過ぎまでの時間を有効に
使わなくては。
台湾の日本人向け情報誌「なるほどザ台湾」の編集長が
ホテルに迎えに来てくれて、
まずは101の近くにあるという四四南村へ。

ここは、『クーリンチェ少年殺人事件』にも出てくる軍人村跡を
文物博物館にしているところ。
大陸からやってきた国民党の兵士とその家族が住んでいた
長屋のようなものですね。
ここに住んでいた人たちはみんな四四工場というところで
働いていたらしい。
入るとすぐに当時の家具や日用品がきれいに再現されて
日本でいえば九段の昭和館のような趣き。
編集長によれば、『流』の作者の東山彰良さんも友人に薦められて
ここに行くと言っていたそうです。
まさに『流』の舞台でもあります。
台湾ではもちろん、大陸の番組でも軍人村回顧番組がここのところ
流行らしく、ドキュメンタリーや対談番組を見たことがあります。
写真集も出たようで、そこに写っているのは、台湾の名優、金士傑。
この人も外省人なのね。道理で北京語が上手いと思った。
軍人村は台湾中のあちこちにあり、
いろいろ人材も輩出しています。
テレサ・テンや、ブリジット・リンもそう。
チャン・チェンもお父さんは外省人。
だからか、チャン・チェンは大陸の時代劇に出てもセリフを吹き替え
されません。

中庭は催し物広場になっていて、幼稚園児たちが運動会をしていました。
過去と未来が同居している感じで、とても興味深いです。
101のほぼ真下という一等地にこんな渋い文物博物館を保存していると
いうのもなかなかです。
中国ならさっさとマンションかオフィスビルに建てかえられてしまいそう。
101も映画でしか見たことがないので真下から見ることができて感激。
楊佑寧のお父さんの火鍋屋はこのすぐ近くと言っていたけれど
まだあるのでしょうか。

その後は誠品書店の中でも一番大きな信義店へ。
料理本コーナーでは料理の実演があったり、
サロンみたいなコーナーで作家の対談が行われたり、と
TSUTAYAとジュンク堂が一緒になったような感じ。
現代文学のコーナーは台湾の作家も大陸の作家も一緒に並んでいて
量的にも半々か、あるいは少し大陸の作家のほうが多い感じなのが
意外。
せっかくだから、台湾作家の本を買おうと思って来たのですが
掘り出し物がありました。
陳国富がレネ・リュウで映画化した『徴婚啓事』の原作を見つけました。
これを馮小剛がリメイクしたのが、『非誠勿擾』です。
もともとは舞台劇にもなったとかで、最近はソニア・スイ主演でドラマ
にもなったとか。
原作者は陳玉慧、せっかくなのでもう一冊彼女の本『書迷』も購入。
DVDコーナーもなかなか充実していて、台北の家にはなかった
『念念』もゲット。シルビア・チャンの監督は『20、30、40』以来?

お昼は麺が食べたいという私のリクエスにこたえて
編集長が連れて行ってくれたのは秦麺館。
秦、つまり陝西省の麺のお店です。
麻辣麺が美味しかった!
日本の刀削麺店の麻辣麺より、山椒が利いていて美味しい。
塩気の足りない台湾で初めてちょうど私の口に合う味にめぐりあった感じ。
水蓮という野草の炒め物も美味しかったです。

食後は魏徳聖監督の映画製作会社がやっているというカフェへ。
店内は『KANO』や『セデック・パレ』『海角七号』の道具や衣装、
資料や本、絵コンテなどが一杯。
魏監督はよくここでお茶をしてて、ちゃんとお茶代も払っていくそう、
と言っていたら、帰りがけに後ろを見たら、監督が女性2人と話し
こんでいました。
壁には大きな『百日告別』のポスターが。この作品の製作もここ
なんでしょうね。

そろそろ時間なので、タクシーで台湾フィルム・センターへ。
充実したショッピングと観光ができたのは、ひとえに案内してくれた
「なるほどザ台湾」の編集長のおかげ。
赴任してまだ1年なんだけど、さすがです。

追記 書き忘れましたが、四四南村内にある好丘という雑貨店の
    カフェで売っているベーグルが美味しいです。日本で食べた
    どこのベーグルより美味しい。味の種類も豊富。マンゴーの
    入ったのは金曜と火曜ということで買えなかったけど、自分
    が買ったのも、味見させてもらったのもどれも美味しかった。


















ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 7

面白い 面白い
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック