慶應義塾大学文学部125周年シンポジウム終了しました

李香蘭、映画と音楽のシンポジウム、無事、満員御礼で終了しました。
当初百人収容の会議室でこじんまりとやる予定が、
やはり李香蘭ファンの大学の広報室長の意見で二百人収容のホールになり、
それでも入りきれないと会議室で映像を飛ばしてみていただいた方も十数名
いらっしゃったとか。
おいでいただいた皆さん、本当にありがとうございました。

そして、なんと、友人の友人に長谷川一夫さんのお孫さんご一家がいらっしゃり、
ご一家でシンポジウム後のレセプションにもご参加くださり、
1940年の「支那の夜」の主演男女優、作曲家の家族が一堂に会すという、
山口淑子さんの一周忌にふさわしいシーンもありました。

画像


今回、山口さんの過去の作品が結構YOUTUBEで見られることが分かり、
そこから派生して、「私の鶯」の監督の過去作品を見たり、
日本の古い映画にかなりハマりました。
映画の著作権って70年なので、こうやってネットで公開されているんですね。

そういうわけで、夏以来、関連の本を読み、映画を見たりで、だいぶこちらは
ご無沙汰してしまいましたが、
また映画祭のシーズンなので、ボチボチと書き込みたいと思っています。


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この記事へのコメント

Yozakura
2015年09月15日 15:33
Dear Madame Zhang,
土曜日の映画上映とシンポジウム、聴講しました。満員の盛況、何よりです。
 確かシンポジウムの第一部で岩野氏がちらと漏らしていた感想に、気になる点がありコメントします。

 映画【私の鶯】の中間部、野外音楽堂で開催された慈善演奏会で主題歌を独唱するマリコの傍らでバイオリンを独奏する若い女性が、ほんの1分ないし2分間くらいアップで大写しになっていました。主演女優の直ぐ傍で伴奏するのですから、重要な脇役です。
 その女性に就いて岩野氏が「辻久子さんだと思っていたけれど、どうも違うような気がして来た」と漏らしていました。

 確かに、私もそう思います。
 あの映画は、再現されたDVDが初見ですが、一目、バイオリンの独奏者は「厳本真理(いわもと・まり)だ」と閃きました。容貌や表情、演奏中の佇まいが、関西育ちの辻久子さんとは聊か違うのです。目鼻立ちのくっきりした容貌や、立ち姿、それに弓遣いの癖が厳本真理さんに似ている気がするのです。
 ただ、岩野氏の著書《王道楽土の交響楽》の解説でも、またネット上で収集した情報からも、映画の撮影時期(1943年の春から秋頃か)と厳本真理さんの満州国への渡航時期(1945年の初夏)が合致しないのです。岩野氏もこの点は未だ特定出来ておらず、苦慮されているのでしょう。
 何か新しい知見を入手されましたら、ご紹介下さい。2回に亘る講演会の企画に実行、有難う御座いました。
マダム・チャン
2015年09月16日 06:02
厳本真理さん!でも、厳本さんて確かハーフですよね。
映画の少女バイオリニストはお顔立ちが地味だったよ
うな…。辻久子さんは戦前も何度か満洲でコンサート
してるんですよね。可能性としては辻さんのほうが高
いのですが、ご本人にお聞きするすべはないものでし
ょうかねえ。
Yozakura
2015年09月21日 10:05
Dear Madame Zhang,

 返信を拝見しました。
 時期的にも、又、空間的にも、辻久子さんの伴奏と解釈すれば、現実の状況と上手く整合するのですが、それでは納得し兼ねるものが岩野氏の心中にも在るのでしょう。
 ただ、岩野氏の著書《王道楽土の交響楽》には、「ソロ・ヴァイオリンを演奏する辻久子と共にステージ中央に立った李香蘭が、見事な歌唱を聞かせる」(P.286.より抜粋)とありますから、勿論、辻久子氏にも取材されたのでしょう。巻末の取材協力者名簿(P.390)にも「辻久子」の芳名が明記されています。

 それでも「釈然としない部分」が岩野氏に残ったのでしょうが、それは、それなりの根拠や心証が岩野氏にあってのことでしょう。部外者の映画ファンとしては、図書に直接に記述されていない「行間に埋もれた細部」は不明です。また何か、新しい知見や情報を入手されましたら、ご連絡下さい。

 それと、レセプションで作曲家の服部氏が俳優・長谷川一夫の一族の皆さんと歓談された写真も拝見しました。服部氏は、一連の著作権裁判以来、鬱々とした気の晴れぬ日々を過ごしておられた所為でしょうか、シンポジウムでの講演も今一つ、精気に乏しい印象を受けて居りましたので、「こうして予期せぬ邂逅を果たし歓談されたひと時は、愁眉を開く好機となったのでは?」と僭越ながら推察しました。
 服部氏の長寿と健康を願って居ります。お元気で。
マダム・チャン
2015年09月21日 12:25
岩野さんのご著書も読まれたのですね。
労作ですよね。
サントリー学芸賞をとらなかったのが
不思議です。

服部さん、でもひょうひょうとして気取らず
面白い方でした。親子三代の音楽家にして指
揮者、DNAと環境ですかね。
ちなみに山口淑子さんの妹さんも音大出で古賀
義男に師事したそう。
長谷川一夫さんのお婿さん、つまりお孫さんの
牧野さんのお父さんは青山ヨシオさんと言い、
ペギー葉山さんらと活躍したジャズ歌手だそう。
ジャズといえば、山口淑子さんは上海から川喜多
長政のほか、ジャズ評論家で画家でもある野口久
光さんと一緒の船で引き揚げてしらっしゃったの
だそうです。これまた野口久光さんと親交のあっ
た友人から聞きました。

人の輪が広がります。
Yozakura
2015年10月24日 19:16
Dear Madame Zhang,

その著名な演奏家が映って居る動画がネット上にあります。御関心をお持ちであれば、以下の要素にて検索なさってみて下さい。ご不用であれば、削除なさってみて下さい。失礼しました。

 これは、30年前に放送された某・放送局の著名な歌謡番組から抜粋したクリップです。日本語と北京語による歌唱の合間に背後で声援を送る演奏家の佇まいが、ちょっぴりとだけ映って居ます。

[つぐない+償還LIVE, 12196]

 上品な薄紫色の緩やかなローブを纏った演奏家が、やや焦点ボケながらも歌手の背後に映り込んで居ます。

1) 1:19--1:22
 右端の薄紫の緩いドレスの立ち姿の女性

2) 1:31--2:40
 この部分が北京語に由る独唱

3) 1:36--1:44
 歌手の背後に位置

4) 1:49--2:18
 2:16頃が極めて明瞭に映っています

5) 2:42--2:50
 矢張り、歌手の右手後ろの位置です

 若い頃とは違いますから、例の伴奏場面との比較は無理でしょう。台湾の映画祭もお楽しみだった模様ですね。お元気で。

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