露出真面目

執筆のための過去の作品鑑賞に忙しく最近中国映画界の
動向チェックを怠っていたのだが、
メルボルン映画祭ボイコットという、デジャブ現象が起こっていた。
ウイグル世界会議のラビア・カーディル議長を取り上げた
ドキュメンタリー映画が上映されることを知った中国の監督が
予定されていた作品の出品を取りやめたのだそうだ。

東京国際映画祭でも過去に似たようなことがあった。
あの時はブラッド・ピット主演の「セブン・イヤーズ・イン・チベット」が
オープニング上映されるのを知った中国代表団が抗議してきて、
結局来なくなったのだ。
代表団というのは中国の電影局が団を組んででやってくるものなので
一緒に来る予定だった監督や俳優にはどうしようもない。
だけど、確か作品上映自体はされたのではなかったかと思う。

でも、今回は作品上映の撤退だというからひどい。
それも電影局がそう言って来たのではなく
監督自身の意思らしい。
なぜなら、ジャ・ジャンクー自身が映画祭実行委員会に抗議書簡を
送ってきているからだ。
ウイグル世界会議には先だっての新疆での事件で漢民族を沢山
殺した責任があると言って。
監督が政府の代弁をしてどうするんだ?
ウイグル世界会議が新疆のウイグル人を扇動して漢民族を殺傷したと
確信を持って言えるのか? 実に驚きである。
ついに底が割れたな、というのが正直な感想である。





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この記事へのコメント

yunfat
2009年08月05日 19:47
ジャ・ジャンクーって反体制(中国政府)と思っていました。本当に驚きました。
ぽんちょ
2009年08月05日 22:06
私も新聞で読んで、このニュースには驚いた者の一人です。しかし、政府がジャ・ジャンクーらに強力な圧力をかけた、とは考えられないでしょうか? もしそうだとして、圧力に屈するなんて情けないのかもしれませんが・・・。他の二人もとても体制派とは思えないし・・・。マダム、私の見方が甘かったらお許しください。この事件には本当にがっかりしたので。
マダム・チャン
2009年08月06日 05:16
体制外≠反体制なんですよ。
第六世代やジャ・ジャンクーに関しては
海外の人間の幻想が大きすぎなんです。
あるいは持ち上げすぎ、というか。
マダム・チャン
2009年08月06日 05:19
政府が参加取り消しを要求したのなら
参加しなければいいだけのことで
手紙まで書く必要はないと思います。
中国の漢民族の多くは今回の事件を
ジャ・ジャンクーと同じように見て
いると思います。
つまり彼は全然特別でもなんでもない
普通の中国人であるということですね。
私は「青い稲妻」で彼の姿勢に疑問を持ち
「四川のうた」ではっきり見限りました。

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