毛尖:姜文の『太阳照常升起』が好きだとのことですが、この映画についてこれは姜文の
極度の自己愛の照射だと言う人がいます。終わりの方で、唐の妻が彼を探し当てた時、
彼は山頂で銃をかかげて狩人が獲物を撃ち取った時の勝利を示す動作をし、
妻とのラストシーンの汽車の上で踊り狂う場面といい、相当な自己愛的行為の体現です。
そ…
90年代に『霧中風景』という映画評論集を出した戴錦華の
姜文評。
『霧中風景』を読んだ時、『覇王別姫 さらばわが愛』はあまりに
失望させられたというくだりに驚くと共に深く納得させられたもの
だが、この姜文評にも、私が彼の近作に感じていたモヤモヤを
一刀両断、見事に解説してくれていてスッキリした。
以下、拙訳でその一部を下に紹…
洪晃の初の小説を読んだ。
彼女のエッセイ集はすべて持っているほどの愛読者なので
初の小説と聞いて、もちろん即購入。
洪晃が「アメリカの小説『虚栄のかがり火』にインスパイアされた」と
語っているそうだが、トム・ハンクス主演の映画は見た覚えがあるものの
あまり印象に残らなかった。小説は未読だ。
上流社会の虚栄の実態を描い…
中国で大ヒット放映中の家庭劇、今の中国家庭の現実と
日本と違う中国の伝統的親子関係がとてもリアルで面白い。
ソファに座っているのが父親役の倪大紅。
国家話劇院の俳優で、『活きる』をはじめとする張芸謀の映画に
何本か出てるので名は知らなくても顔になじみがあるかも。
2人の息子、次男役の郭京飛は最近人気のある俳優で、
…
去年の10月に寄って金目鯛が美味しかった勝浦、
今回は町中にひなまつりが飾られると言うので
行ってみた。
朝早く、朝食抜きで車を飛ばし、朝市が終わる頃に到着。
市場食堂勝喰、かっくらう、という名前にひかれてここで
朝ご飯を食べるつもりが、
朝市の行商の人に聞くと
近くの山五という店を勧められ、魚屋と喫茶店がくっついた店…
今回行きたかったカフェが2つあった。
1つは故宮の裏門神武門に向って右手に12月にオープン
したという角楼珈琲店。
オープンしたばかりでおしゃれというので激混み、1時間以上
並ぶと中国に長い日本人に教えられる。5回目の北京なのに
故宮に入ったことのない連れに神武門から故宮を見学させる
ことにして朝イチで角楼珈琲に行こうと思っ…
今回は前門の最新スポット北京坊に去年6月にオープンした
MUJI HOTELに宿泊。
予約は宿泊の2か月前、部屋数が42室しかないというので
念のため日付が変わると同時に予約してゲット。
私は難なく予約できたが、中日英語で予約できるホテルのサイトが
支払いになると中国の銀行のサイトに飛ぶため、中国語オンリー、
さらに予約…
字幕翻訳講座見学会のお知らせ
私の教える「字幕翻訳プログラム」が、4月に新規開講します。
3/9(土)に学校で、無料の見学会と説明会が実施されますので、
興味のある方は是非お越し下さい。
字幕ソフト未経験の方のためのクラスと、経験済みの方のクラスがあります。
※見学会詳細・申込み、4月からの講座詳細は、
ht…
た。
行く直前に、興行収入はついに歴代第二位となり、第一位の
一昨年の『ウルフオブウォー』を抜くかという勢いで、期待は
いやがおうにも高まった。ホテルすぐ隣の保利国際影院で
朝イチの回で45元払って観て……ガッカリ。
以下ネタバレしないと書けないから、しまくります。
映画も原作も設定が1962年の東宝の『妖星ゴラ…
春節から10日が過ぎ、春節映画の興収が出て、
中国初のSF映画『流浪地球』が首位に躍り出た。
あとはどこまで伸ばすか、これまでの記録を塗り替えるか。
1、『ウルフ・オブ・ウォー2』56.8億元
2、『レッドシー・オペレーション』 36.5億元
3、《流浪地球》34億元(2月15日時点)
…
中国でネット検索一位はここのところ何といっても
呉秀波事件。
張嘉訳と呉秀波と言えば、50近いのに若い女の子に
大人気の「大叔」といって、圧倒的人気を誇る両巨頭俳優。
この呉秀波が去年から愛人とドロドロの別れ騒ぎを
引き起こしていて、25歳の女優の陳昱霖が11月に
海外から帰国したところを呉秀波の通報で逮捕された
と言…
遅ればせながら偶然YOUTUBEで見つけて鑑賞。
上海国際映画祭、金馬奨でも馬伊利、姚晨の2人の主演女優が
ノミネートされて話題になった呂楽監督の作品。
弁護士の姚晨は2歳の娘の養育権をめぐって自らも夫と協議離婚調停中だが
裁判では女ができて離婚を申し出た男を弁護している。、
その男の妻は高学歴なのに夫のために…
年末から小説とドラマにハマっているのが、阿耐の『大江大河』。
小説は四部もあり、紙版を買うとこんなことに。
でも、最近は微信読書にハマっているので、タダでiPadで読んでいる。
ドラマは1月4日に全47回の第一部が完結。
中国でも大ヒットしているらしい。去年が改革開放40周年で
それに因んで作られたこのドラ…
范冰冰に続いて次々とスターが多額の漏税の追徴税を支払わされている。
自発的に払った人も含めて、その数は551人に上るとか。
范冰冰の8億元はさすがにダントツながら、
去年57億元の興収を上げた『ウルフ・オブ・ウォー2』の
製作・監督・主演のウー・ジン、
夫婦で張芸謀の新作『影』などに主演している
鄧超と孫儷夫婦が2億元払った…
『我就是演員』男優篇です。
長いこと鳴かず飛ばず、でも注目していた男優、
この番組で初めて知った男優、
最近やった仕事でなかなかいい俳優と思っていたら
この番組に出てきた男優の3人。
彼は涂松岩。中戯を出たばかりの頃、夏雨主演の『独自等待』に
出ていて印象に残ったが、その後あまり見かけることはなく、トニー
…
残念なことになった。
最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した傅楡という女性監督が
受賞スピーチで突然、台湾という私たちの「国家」が尊重される
ことを望むといきなりコメント。
おかげで、審査委員長のコン・リーは実行委員長のアン・リー
と登壇して授与することを拒否、
授賞式後に予定されていた作品や俳優が出ていた中国映画
の各パーテ…
毎週土曜日に楽しみにしている同番組。
先週はなにかの特番のせいで番組はお休み、
1週間空いた分、待ちに待った期待を裏切らない圧巻演技勝負を
見せてくれた。
今回は先々週までの勝負で勝ち残った俳優の中から、3人の「導師」、
徐峥(金馬賞影帝おめでとう)、章子怡、呉秀波が自分の配下(?)を
希望する俳優たち…
今年の中国映画週間は徐峥祭りの感があった。
主演作が『ニセ薬じゃない!』『プレイヤーAorB』の2本に
作・監修の『超時空同居』が上映されたからだ。
閉幕式で一番気になった『超時空同居』を早速youtubeで
探して見た。
非常に凝ったストーリーにびっくり!
クレジットには故事徐峥とあるが、演出も…
映画週間のクロージング作品は『ニセ薬じゃない!』(我不是薬神)
でした。主演の徐峥が来日しました。
隣りの黒いパンツスーツの女性がプロデューサー。
徐峥は監修も寧浩監督と務めています。寧浩はいつも
自分の作品などにチョイ役で出ます。『クレージーストーン』
では主演の郭濤の前立腺を診察する医者役、…
昨日は19日から恵比寿の写真美術館で開催されていた
中国映画週間のクロージングが、東京ミッドタウン日比谷の
TOHOシネマズ日比谷で行われ、クロージング作品の字幕を
担当したので招待されて行ってきました。
ゲストがたくさん来ていて、なかでも私が注目していたのは
映画テレビドラマで活躍中の海清、俞飛鴻、雷佳…