マダム・チャンの日記

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zoom RSS 初めてハマった80后作家の馬小淘

<<   作成日時 : 2018/06/29 14:20   >>

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いわゆる80后の作家の作品に何度チャレンジして挫折したことか。
人気のある作家、面白いと日本の研究者が言う作家の作品を買ってはみたものの
一冊として読み切れたことがなく、私には80后はもう合わないものと諦めていた。
どこが嫌かと言うと、思わせぶりで自己陶酔的な文章の書きっぷりがまず鼻につく。
自分のこと、身のまわりのことばかりの狭い世界を書くことがほとんどで、
ごたいそうに書く割には、その程度の感傷や不幸は誰にでもあるものだろうと
思えてならなかった。
言うなれば、青いなあという感想になり、とても自分を重ねて読めなかった。

そう思っていたら、「人民文学」が日本語版「灯火」を出すことになり、日本側編集者の飯塚容さんに
声をかけてもらい、翻訳をさせてもらうことになった。最初は2016年の「灯火」に載った「趙氏孤児」。
私が映画の『趙氏孤児』(邦題は『運命の子』)の字幕をやったので、有名なこの物語のスピンオフの
ような短編の翻訳をしてみないか、と声をかけてもらったのである。
今年も声をかけていただき、訳すことになったのが80后の女性作家馬小淘だった。
80后だと知らずに読み始めたら、面白くてあっという間に読んでしまった。
ダイエット小説というのも興味深かった。
自分とは20歳は違う女性の話なのに、自分のことのように同感して読めた。
もっと読みたくなり、最新の短編集と映画エッセイを買ってみたら、これもあっという間に読めた。


写真を見ると可愛いらしい。82年生まれ。ハルピンの出身だという。縁がある。
私がよくハルピンの街を徘徊していた頃、文学少女だった彼女と書店で
すれちがっていたかもしれない。

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司会者、アナウンサーを排出する中国伝播大学と大学院を出て、
今は「人民文学」の編集者だそう。
イキのいい饒舌な文体、人を見る目の確かさ、自分を突き放し決して
自己愛に陥らない冷静さがある。
60后の好きな女性作家徐坤に似たところもあり、もっと若い女性らしく、
風俗や流行にも敏感で面白い。
当分、追っていきたい作家である。

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